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古地図
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神保町で古本市をやっていた。
目当ての本が見つからず、三省堂をのぞく。
これだけいろいろな本があると、時間を忘れる。

前から気になっていた古地図を物色。
いろいろあって迷ったが、『東京時代MAP大江戸編』を購入。
この本、かなり良く出来ている。
色付けされた江戸時代の地図上に、半透明のトレーシングペーパーに
書かれた現在の東京の地図を重ねて見るようになっている。
当時から現在も残る川や道は、ピッタリ重なる。
思っていたよりも多くて嬉しくなった。

小説や歴史に出てくる、藩邸や町がどこにあったのか良くわかる。
付録で載っている、赤穂浪士の討ち入りや幕末の出来事が判りやすく
丁寧に解説されていて、辿った道を地図でなぞりながら読んでいると
楽しくて仕方がない。
by yoimachinokyaku | 2008-10-27 00:10 | 日常
青の炎 著:貴志祐介
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湘南の高校に通う秀一は、不快な異物を排除する方法に頭をめぐらせていた。
やっと訪れた家族の平和に、突然舞い戻ってきた元父親。
何とか異物を追い出そうと弁護士に相談するが、離婚当時もかなり苦労をしただけに、
そう簡単にはいかない。妹にニヤついた視線を向けるろくでなしから、
必死で母親と妹を守っていた秀一は次第に思い詰めていく。

ひとつひとつ慎重に準備を重ね、完璧に事故に見せかけた強制終了。
だが、頭の中と現実の間には感情が立ちはだかっていた。

踏み出した一歩を歩み続けるために、17歳の少年は、孤独な殺人鬼と化す。
母親と妹を守るため、自身の恐怖に動かされて。
もっとも手をかけてはいけない被害者が、海風に横たわるまで。
by yoimachinokyaku | 2008-10-22 23:03 | 読書
重力ピエロ 著:伊坂幸太郎
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悲しい過去を持ちながらも、これを受け入れ過去も一緒に
未来へ連れて行こうと決めた夫婦。
人のいい兄と芸術肌の弟は、お互いを尊敬しあい仲良くやっていた。
そんな時起きた連続放火事件。弟は、被害現場の落書きから共通点を導き出す。
仲のいい家族の推理ゲームのようだった犯人探しは、
次第に疑惑へと変わり始める。

伊坂幸太郎は、人格や人間関係をとても気持ちよく書いてくれるので、
読んでいて気分がいい。
by yoimachinokyaku | 2008-10-19 20:08 | 読書
空中庭園 著:角田光代
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団地で暮らす平凡な家族。
家族の間で秘密はなしをモットーに、オープンなフリをしている。
健全そうなモットーを掲げていても、やっぱりそれぞれに秘密がある。

家庭を持ちたくないと思った。
時間が経って物語の内容は忘れても、嫌な気分だけが漠然と残りそうな本。
by yoimachinokyaku | 2008-10-18 19:04 | 読書
老人と海 著:ヘミングウェイ
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ヘミングウェイの名作。
少しずつ時間に置き去りにされていく老い。生き続けてきた強さ。
老漁夫の寡黙な職人の姿と、尊敬し守ろうとする青年の姿。
そこには人間らしく生きていく本当の強さがありました。




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2008.10.13 逗子にて
by yoimachinokyaku | 2008-10-15 00:00 | 読書
のぼうの城 著:和田竜
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時は戦国。
天下統一を目指す豊臣秀吉は、グズグズと秀吉臣従を拒絶する
北条家を討伐すべく軍令を発する。

秀吉下知の下、関東勢を引きつれ舘林城に攻め入った石田三成は、
館林城をあっさり落城。続いて武州忍城を落とすべく、自軍を前進させた。

館林城落城の知らせを聞いた忍城留守居役、正木丹波守・柴崎和泉守・
酒巻靭負らは、次第に近づいてくる大軍の地響きに、覚悟を決める。
そう。既に決まっているはずだった。たとえ納得がいかなくても。
話は簡単なはずだった、、、のに、この忍城にはとんでもない大バカがいた。

城代成田泰季の息子、成田長親。
この男、剣武はもとより知恵もなければ馬にものれない。
結局のところ、何にも出来ないのである。
毎日、村に行っては田植えを手伝うのだが、役に立つどころか
百姓たちに迷惑がられる不器用さ。
付いた呼び名は、でくのぼうの「のぼう様」。
だが、この「のぼう様」なぜか百姓たちに人気だけはあった。

秀吉軍が唯一落とせなかった、忍の浮き城。
石田三成軍との激戦を描いた物語。


この城、敵に廻したは間違いか。

「のぼうの城」の舞台をたずねる
by yoimachinokyaku | 2008-10-13 23:28 | 読書
高熱隧道 著:吉村昭
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昭和11年8月、日本電力㈱が着手した黒部第3発電所建設工事。
この大工事は、死者三百人余りを出す予想をはるかに超えた難工事となった。

三工区に分けられた中で、最も困難となった第一工区は、当初落札した加瀬組が
そのあまりの過酷さに、予定されていた904メートルの軌道トンネルを30m掘鑿
した時点で放棄。第二工区を請け負っていた佐川組が、第一・第二工区と合わせて
工事を請け負うこととなる。

仙人谷から阿曾原谷を繋ぐこの隧道は、工事着工後に高熱断層と直角していることが判明。
その温度は、学者達の見解をはるかに超える岩盤最高温度166度を記録した。

人間の安全性など何の役にも立たない自然の猛威の中、死と共に働く人夫たち。
読み終わった後、表紙の絵が怖くなりました。
by yoimachinokyaku | 2008-10-09 23:45 | 読書
神様 著:川上弘美
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会社の方に、ほんわかした感じだったよ。と貸してもらった本。
表題作『神様』は川上弘美デビュー作。

隣の部屋に住むクマと仲がいい主人公は、
クマにさそわれて散歩に出る。
お弁当を下げ、クマと並んで川原まで歩く。
川で魚を掴むクマ。川原で昼寝をする。
日常風景に溶け込むクマ。でも、溶け込み切れないクマ。

9話の短編集は、別れがテーマになっているよう。
ちょっと切ない別れもあれば、口元がほころんでしまう別れもある。
ぼんやりしながら読みたくなる本でした。
by yoimachinokyaku | 2008-10-07 22:03 | 読書
雨あがる 著:山本周五郎
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剣の腕があり、人柄もいい三沢伊兵衛は優しすぎた。
その性格のため、人間関係をつくる事に失敗。
藩に居辛くなり、いとまを願い退身することになる。

自分には剣の心得があるのだから、新しい土地でやり直せばいいんだ。
妻をつれ、藩を出たまではよかったが、どうにもこの男、人間の間が悪いらしい。
仕官に付けそうな機会はあるのだが、どうにも話がまとまらない。
まとまりそうになっても、伊兵衛と交代に職を失う仕官に泣きつかれ
結局伊兵衛が辞退してしまう始末。

流れ流れの生活に、妻はやつれ苦労ばかり。
伊兵衛も弱り果てていたそんな時、
藩お召抱えの機会に巡り合うのだが…

絶筆となった『おごそかな渇き』を含む10話の物語。
by yoimachinokyaku | 2008-10-06 22:12 | 読書
映画『容疑者Xの献身』
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東野圭吾原作、ガリレオシリーズの最高傑作。
原作は最強に面白かったですが、映画も
石神役の堤真一がすっごく良かった。
主題歌『最愛』も切なくて映画にぴったりだった。

映画館の入っているデパートは、ハロウィーンカラーになっていました。
by yoimachinokyaku | 2008-10-05 20:07 | 日常



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