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影踏み 著:横山秀夫
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住人の眠っている家で盗みを働く、忍び込み専門の真壁修一。
出所後、逮捕の切っ掛けとなった民家の住人を調べ始める。
家の中で、感じた殺意。
だが事件らしい出来事は何も起こっていなかった。
母親に焼き殺された弟を内に秘め、真壁は女を探す。
夫を焼き殺そうとしていた女を。

読み切りの連続小説。
全編面白かったです。

最近よく仕事場から本をお借りして来ます。
ありがとございました。
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by yoimachinokyaku | 2007-09-29 23:45 | 読書
行きずりの街 著:志水辰夫
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女生徒との関係のため学校を追われた波多野は、故郷へ戻り塾の講師として暮らしていた。
だが塾の生徒が失踪したことで、再び東京に舞い戻る。
生徒の行方を探すうち、自分を追い込んだ学園の存在が
見え隠れすることに気付いた波多野は、あきらめた過去を目の当たりする。

日本冒険小説協会大賞受賞作。
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by yoimachinokyaku | 2007-09-28 23:07 | 読書
葉桜の季節に君を想うということ 著:歌野晶午
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後半の謎解きに突入すると、驚いて一瞬頭が混乱しました。
面白かったです。

裏表紙に「必ず二度、三度と読みたくなる徹夜本です。」と紹介されていましたが、
その通りでした。騙されたい人にお薦めの1冊です。

物語
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by yoimachinokyaku | 2007-09-23 23:33 | 読書
日本アルプスの登山と探検 著:ウォルター・ウェストン
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日本アルプスの呼称を世界に紹介した登山家宣教師の登山記録。
足掛け7年の日本滞在中、富士山を初め九州の山々、中部地方の山岳地帯に登頂し、
この本では、特に穂高連峰の登山について多く書かれています。
当時は地元猟師が山の案内人を勤めることが多く、
橋場の名猟師・嘉門次氏は実名で登場しています。
本に登場する嘉門次の猟小屋は今も上高地の明神池の畔にあり、
現在は4代目の曾孫さんが当主として嘉門次小屋を営まれています。

外国人初登頂マニアの作者が喜び勇んで、登山計画を立てている姿が目に浮かびます。
日本に好意的なので、読んでいて気分よかったです。

撮影場所と嘉門次小屋
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by yoimachinokyaku | 2007-09-17 23:36 | 読書
マリー・アントワネット 著:アントニア・フレイザー
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14歳で政略結婚の駒として、フランス王太子の下に嫁いだ
ローマ帝国皇帝の娘アントワネット。
フランス国民はキュートな彼女を歓迎し、賞賛した。
王太子妃としての贅沢で煌びやかな生活。
対照に王妃になってからのアントワネットは、国民の憎悪の的となり
世界の悪は全て彼女のせいとなった。
批判で人を殺せないはずが、アントワネットは批判により殺された。
同盟のために嫁ぎ、革命の生贄としてギロチンにかけられた悲劇の王妃の生涯。
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by yoimachinokyaku | 2007-09-14 22:23 | 読書
朽ちていった命 NHK「東海村臨界事故」取材班
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1999年9月30日午前10時、JCO核燃料加工施設事業所内にある
転換試験棟で始まったウラン燃料の加工作業。
7杯目、最後のウラン溶液を流し込み始めた時、パシッという音とともに青い光が出た。
放射能のなかで最もエネルギーの大きい中性子線が放たれた瞬間だった。
被曝したのである。

日本最悪の東海村臨界事故。
被曝者となった作業員の一人、大内久さんの治療にあたった医療スタッフを中心に
取材を行なった、NHK「東海村臨界事故」取材班のドキュメンタリー。

安全性より作業の容易さに重点を置き、
改悪された作業工程から起きた東海村臨界事故は、
日本原子力史上初の刑事責任を問われることになった。
所長及び責任者6名に執行猶予付きの有罪判決、
JCOに罰金100万円が言い渡された。
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by yoimachinokyaku | 2007-09-12 22:08 | 読書
憑神 著:浅田次郎
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文武に秀でながらどうにも運のない男、貧乏御家人別所彦四郎。
入り婿先に追い出され、実家に出戻ったはいいが肩身は狭い。
馴染みの夜鳴き蕎麦屋の親爺に慰められ、ますます落ち込む毎日。
そんな時耳にした他人様の出世話。
「何でも向島土手下の“三囲稲荷”に願をかけて、
めでたく出役出世をお果たしになったそうだ。」
冗談話に笑いながらも、あやかりたいものだと、酔いの回った千鳥足。
用を足しに降りた土手下に、なにやら破れ傾いた祠がある。
一抱えばかりの祠に掛かった蒲鉾札には“三巡稲荷”の文字。
「ややっ?!向島の“三囲稲荷”とは、字が違うようだが御分社なら大助かり」と彦四郎、
早速手を合わせ、「なにとぞよろしう」と願かけをした…

「おまえ、よもやその祠に手など合わせはしなかったであろうな」
翌朝に、その話をした途端顔色を変えた母。
「よくは存ぜぬがの。あの祠はツキガミ様と申して、
昔から触れてはならぬと伝えられておるのじゃ」

うっかり憑神様に願かけをしてしまった彦四郎の前に
霊験あらたかに現れたのは、神は神でも貧乏神!
何処までも運に見放された男と、おかしな貧乏御家人一家の物語。
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by yoimachinokyaku | 2007-09-10 23:58 | 読書
河童 著:芥川竜之介
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ある精神病院の患者、第二十三号が誰にでもしゃべる話を書き留めたという“河童”
彼が迷い込んだのは、河童のユートピア。人間社会を軽蔑しながらどこか芸術的な河童達を
話す第二十三号からは、人間への嫌悪が感じられました。

この当時、芥川竜之介は創作や家庭の事情に悩んでいたそうです。
第二十三号の嫌悪・怒りは、作者の不安そのものだったのでしょうか。
この作品完成後、芥川竜之介は「ただぼんやりとした不安」の言葉を残し服毒自殺しました。

『河童』の舞台上高地へ
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by yoimachinokyaku | 2007-09-04 20:48 | 旅行



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by yoimachi_K
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