婚約者に失踪された親戚に頼まれ行方 を捜すことになった休養中の刑事本間。 自己破産の過去が原因にしては、 その失踪はあまりにも徹底している。 なぜ彰子は逃げるのか?彼女は いったい誰なのか?彼女を追うにつれ 徐々に姿をあらわす凄劇の人生。 なかなか登場してくれない重要人物。 物語の終結の綺麗さ。宮部みゆきは この2つが絶妙で好きです。 読み終わった後も、余韻に 浸れる面白い本でした。 絶対に逃げ切ってやる。 人生をやり直してやる。 という彼女の強さに憧れる。 その方法は許されないけれど。
by yoimachinokyaku
| 2006-04-01 20:39
| 読書
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